高倉洋子 (52) T163/B83(B)/W57/H87 発見!ドМスレンダー
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写メ日記

(詳細)

穂村弘さんの作品より

10/30(木) 23:10
こんばんは。お疲れ様です。

今回は凄く久しぶりに、
私の好きな"歌"について綴ります。

今月は中秋の名月もありましたので、
月をテーマにした作品になります。
作者さんは、穂村弘さんです。

作品を紹介する前に…

「デパートの屋外で月を見ました」
という意味の短歌を、ファンタジック
な言葉を使わないで、ファンタジック
に仕上げてみてください。
文字数にはこだわらないで、大丈夫です

ちょっと難しいですよね?

紹介する作品は、
     こちらでございます↓

「十二階かんむり売り場でございます」
  月のあかりの屋上に出る

なんだかとってもファンタジックな
感じがしませんか?  意味的には
上述のようになると思うのですが…。

夏目漱石氏の
「月が綺麗ですね」
        =I Love You 

でもないですよね?
皆に意味が分かりますよね?


この作品がファンタジックに感じるのは、曖昧なところが、多々見受けられるところからでしょうか?

まず、
・一人で見たのか、恋人と見たのか、
 友達と見たのか…誰と見たのか、
 全く分かりません。

例えば、恋人と見たのならば、
それだけでファンタジックに感じるの
ですが、そういうものは記してないんですよね…。

そして、
○かんむり売り場に行ったのか?
・かんむり売り場(綺麗な特別なもの)
 を見るのを省いてでも見たかった、
 美しい月だったのか。

↑かんむり売り場には行かなかった

・かんむり売り場に行った後に
 屋上に行ったのか。

そもそも、行ったか行かなかったは
どうでもよくて、特別感(これについては後述します)を表現するためなのか。

行ったとしても、行かなかったとしても
読者さん次第ということでしょうか?
皆さんはどう思われますか?

私は初めてこの作品を読んだときは、
恋人の2人が、かんむり売り場に
行って、王子様とお姫様の(気分)
になって、そのままの気分で、
屋上に行って月を見たと思いました(笑)
良くないですか?


この作品から分かっている点は、
場所はデパートの屋上だということ
だけです。

だけど、
ただ「デパートの屋上に行って…」って
言わずに、「十二階…」という記し方が
なんかフワフワします♪

「地下1F 食品売り場」でも
「5F レディースファッション」
でもなく、
「十二階 かんむり売り場」って
なんかしっくりきますよね。

それに、例えば12階に"かんむり"が
売っていたとしても、"かんむり売り場"
って言わないような気がしませんか?
なんかフワフワ感がアップしますよね?

しかも、
このフワフワ感のまんまで屋上に行ったら、観覧車とかメリーゴーランドに
乗ることも、安易に想像できますよね?


"ふんわりした曖昧さ"と
"分かっていることがちょっぴり非現実"
この2つが重なって、なんだか
ファンタジックに仕上がって
いるのかなぁ…と思いました。

皆さんはどう思われましたか?

最後まで読んでくださって
    ありがとうございました♪

今日、30日は、上弦の月ですね…

それではまた…    高倉 洋子







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