こんばんは。お疲れ様です。
随分久しぶりの
「夜空ノムコウ」です。
今回は、今月のはじめに見つけた、
「沖縄の瀬底島近海のサンゴが、
白化後に種間雑種を行っている」ことを
琉球大学などの研究グループが
明らかにした。というトピックについて
綴ります。
白化・サンゴの白化現象とは、
サンゴは動物ですが、サンゴの体内に
共生している褐虫藻が光合成によって、
作り出す栄養分を、主なエネルギー源
としています。その褐虫藻が失われると、サンゴは栄養失調に陥っいてしまう
という現象です。
この原因には、海水温の上昇などが
挙げていています。
このトピックで注目した点は、
※サンゴの精子の濃度が通常より低くなると、別の種との交雑(種間雑種)が
起こるということ。
そしてそれが、サンゴの白化現象の
タイミングで起こるという点です。
※白化→精子の濃度の低下→種間雑種が
進む
ならば…
①白化は進めば進むほど、濃度は低くな るのか? それともある程度の濃度は、
維持できるのか?
②通常の濃度の時と、薄くなったときの
交配に頻度や回数に差があるのか?
そして、仮に濃度が低いときのほうが
サンゴが危機感を覚えて交配しまくる
(言葉が悪くてすいません)のなら、
あくまで、理論上になりますが、
①サンゴを精子の濃度が薄くなる環境下
で飼育する。
②上手いこと種間雑種が進み、サンゴの
個体数が増える
③増やしたサンゴの個体を海に放流
っていうのが、可能になりますよね…
それから、そもそも種間雑種でできた
個体は種として生き残っていけるのか
という点も気になりました。
じっくり観察していったら、
ダーウィン先生流の
「適者生存」説と
木村資生博士流の
「サバイバル・オブ・ザ・ラキエスト」
(運が良いものが生き残る)説
どっちに転がるか、目の当たりに
できるかもしれませんね。
最後まで読んでくださって
ありがとうございました。
「夜空ノムコウ」ってなんとなく
SFっぽいタイトルをつけておきながら、
最近はすっかり
「生き物大好き! レッツゴー!」
ばっかりですね…(笑)
それではまた… 高倉 洋子

